所属委員会視察報告
2007年10月15日(月)〜17日(水)
八戸地域広域市町村圏事務組合視察報告
視察報告 │栃木県小山市について│ 群馬県前橋市について │埼玉県深谷市について
栃木県小山市 小山広域クリーンセンター
小山市の概要
小山市は、栃木県南部にあり、人口は栃木県内では宇都宮市についで2番目の16万人。
神社や史跡、古墳が多く、江川卓氏など多数プロ野球選手を生んだ都市でもあります。
恵まれた自然と歴史や文化に育まれた優れた産物を“小山ブランド”としてブランド化する
取り組みがなされており、自主的に“小山ブランド応援団”が結成されるなど、
個性を生かした独自の戦略にチカラを入れています。特産物などのブランド化は全国で競争となっており、
観光、農林水産業など知名度UPのために他の都市と同じ取り組みでは勝ち残ることは出来ないという積極的な取り組みがなされています。
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小山広域クリーンセンター
小山広域クリーンセンターは、小山広域保健衛生組合が管轄する施設で、小山広域保健衛生組合では、
小山市のほか、近隣の下野市、野木町、上三川町の下記の共同処理に関する事務を担当しています。
- し尿処理施設の建設及び管理運営
(小山広域クリーンセンター) - ごみ処理施設の建設及び管理運営
(中央・北部清掃センター) - 斎場及び火葬場の建設及び管理運営 (小山聖園)
- 結核検診
- 休日急患診療所管理運営及び診療 (小山市保健福祉センター内)
@ 建設背景
40年間稼動していた施設が老朽化し、平成7年度にし尿処理施設更新計画が起案され、
16年度に竣工。
A 処理物質の“リサイクル”にチカラを入れる
搬入物 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
- 生ごみ(1日最大1.4t)小山市の学校や市民病院から集められる
生ごみを肥料用として搬入 - 生し尿、浄化槽汚泥、農業集落排水汚泥(1日最大191リットルの処理能力)
リサイクル後生産物 ・・・・・・・・・・・
- 水(1日あたり200t)⇒近くの川に排水
- 肥 料【 すくすく君 】
| 〜 肥 料 【 すくすく君 】 について 〜 | |||||
| この施設ならではのこの“すくすく君”ですが、平成16年には農林水産大臣登録“すくすく君”と命名。汚泥を有効利用したリサイクル肥料として、1日3tが生産され住民に無料配布され好評を得ています。 | |||||
| <安全性> | |||||
| し尿を直接原料とするのではなく、生物処理後の汚泥を原料としているため衛生的で安全。 | |||||
| 病原菌や雑草種子が死滅するといわれる温度(65〜70℃程度)で十分に醗酵されているため安全。 | |||||
| 普通肥料登録済み。 | |||||
| <特 徴> | |||||
| 退避中の土壌生物を活性化させる。 | |||||
| 土の団粒構造を促進し、通気性や透水性を改善。 | |||||
| ペレット上に加工された堆肥は、肥効成分の溶出が緩やかなため、 保肥力に優れている。 |
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| <配 布> | |||||
| 原価¥1200〜1300のため、店頭価格にすると¥2000(好評で品切れになるため¥100で売るという話もあるが、リサイクル物質の有効利用などが目的のため当面は在庫を出さないように無料配布を続ける方針)。 | |||||
| 小山市では市役所経由で月に何回か公民館で配布(一人に多くなど、偏った配布にならないように上限を設けている。一般家庭・農家など問わない)。 | |||||
B 施設の工夫
近隣に臭気を排出しないように処理設備をすべて屋内に格納。
膜分離装置を使用することで、施設面積を最小限にできる。
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小山広域クリーンセンターは新幹線の駅から車で10分ほどでしたが、
緑に囲まれた広大な土地にクリーンセンター、斎場及び火葬場、運動場などがありました。
施設の外壁が回りになじむようにと緑色や茶色を使用しており、上記でもふれたにおいを外部に出さない構造や、
芝生や無料貸し出し農園(もちろん“すくすく君”を使って)、公園などの自然を多く取り入れた環境など、
住民の方に不快や不安を与えないような施設でいるために、施設設備や環境においても長期的な取り組みがなされています。

